よあけのアルストロメリア

概要

 2023年連載のTSF作品。

掲載形式

小説?

ジャンル

TSF、ラブコメ、日常

世界観

非存在性症候群(Non-existent syndrome)通称[Noes]【ノーズ】

 突如として身体の性別が変化する病気。原因は不明であり、研究中とのこと。この名前は起こった人たちは本人という証明することができず、存在しない人物のような扱いを受けたことからつけられた。
 Non-existent syndromeを略して、Noseと呼ばれるようになった。
 とある親子がDNA検査までして確認したところ一致していることが判明。存在していないはずの人物と血のつながりが認められた。彼らの行動によりのちの「Nose発症者支援団体」が設立される。そうして何年もの月日を経てようやく症候群として認められた。発症者は3桁に突入したあたり。ようやくその症名を知っている人がちらほら増え始めているらしい。しかし、まだまだ一般的な知名度は低い。

嶋柳家

 代々続く家系。大企業グループ流屋敷家とつながりがある。その血筋に連なる者たちは多様な業種で活躍しているらしい。
 その血筋は優希の母親のものではなく、亡き父方の血筋。
 夫を失った優希の母への経済的援助を申し出たが、優希の母は断った。しかし、嶋柳家の者が管理しているそこそこに良い家に住まわせてもらっている。
 また現当主である優希の祖父との関係も良好で孫たちを溺愛しているため、年に数回の集まりを開いている。

あらすじ

 ある日突然、幼馴染優希は女の子になっていた。
 幼馴染はすっかりそのことを受け入れており、言動等には面影が残っていたので主人公朝陽も受け入れることにした。
 それから無防備な優希に刺激されっぱなしな朝陽の日常が始まる。
 全3章構成

キャラ

鹿戸朝陽 シカトアサヒ

身長

170cm~180cm未満

体重

適正適正体重やや上。案外がっしりしている。

身体的特徴等

 身長は平均やや上のイメージ。顔は大人びているが、どこか幼さが残る。
 パッと見細く見えがちだが、意外とがっしりした体格で、筋肉が凄い。
 髪は目にかかるかからないかぐらいの長さ。目はたれ目気味。

性格

 超世話焼き。困っている人がいたら手を伸ばしてしまうようなお人よし。
 その性格から幼馴染の甘えに答えてしまう。
 前向きで気さく。親しみやすい人と称されることも多い。
 半面、自分の将来や自分の感情には表面取り繕うきらいがあり、奥底にあるものには自覚していない。
 両親が離婚して、困っている父を助けるために手助けしていた(主に家事)のが一因か。

家族とか

 母親がいないのは、母の浮気が原因。姉と妹が1人ずついたが、2人とも母親が連れて行った。
 朝陽だけは父のもとに残され育った。母のことは当時幼かったためほとんど覚えていない。
 母は長女を浮気相手のもとに連れて行って仲良くさせようと画策するような人だったらしい。
 
 父は離婚後、幼き朝陽を育てるために仕事をやめ、カフェを営むことにした。
 父との関係は良好。コミュニケーションもしっかりとている。
 朝陽は高校に入ってからバイトしようと考えていたが、父から許可は下りなかった。

 嶋柳宅とは隣家で朝陽父が家と一体化されたカフェを営んでいることと優希母が夜遅いことを理由に子どもたちは鹿戸家で過ごすことが多かった。
 そんなこともあり、優希とは兄弟も同然で育った。世話焼きすぎて風呂も一緒に入ることもあるし着替えも手伝うし、トイレまで運ぶこともある。
 優希の姉たちは朝陽を弟のようにかわいがっている。

嶋柳優希 シマヤナギユウキ

身長

男子の時:158~162cm
女子の時:145~148cm

体重

男子の時:適正体重よりだいぶ低め。超軽い。
女子の時:適正体重より軽いが身長と肉付きの変化で相対的にちょっと増えた

身体的特徴

◇男子の時
 中学生と言われても信じられてしまうほど身長が低く、身長どころではなく全体的に小さい。
 髪は男子にしては長め。
 目は大きめだが眠そうにトロンとしている。
 服はダルダルのものや朝陽の服を借りたりしている。

◇女子の時
 男子の時よりさらに小さくなる。ちょっとだけ脂肪ついてもちもちしている。
 おっぱいも大きい。
 髪はミディアムからロングぐらい。サラサラの髪。
 人形のように目が丸っこく大きな目をしている。顔はいい。美少女。
 服は姉から色々着せられている。家では朝陽が来ている大きめのパーカーやTシャツを着て愛用している。

性格

 ダウナーというほど気分が低いわけではないが、無感情というほど感情を表に出さないわけでもない。ただ感情の起伏が少なく見えるところがある。
 甘えたがり、ということはなく、朝陽が相手だから超甘えている。1人でいる時は案外しっかりしているらしい。
 「なんとかなる」の精神で楽観的に生きている。性転換に関しても同様。
 クラスメイトの女子からマスコットのように扱われるのをうっとおしく思っていたりする。

家族とか

 小さい体躯の影響でクラスメイトの女子からはかわいがられている。その中には朝陽狙いの女子もいるとか。男子とはゲームの話題で盛り上がっている。
 女子になってからはクラスの女子からお世話したいと接近されているが、基本朝陽が付きっ切りのため、タイミングがほぼなく、朝陽がいなかったらいないで1人でなんとかなっている。
 一方、男子は女子になってから近寄りがたくなっているやつと対応を変えないという名目でセクハラしようとしているやつがいる。接触は朝陽プロテクトに守られている。

 父親は事故で他界。姉が成人するまで母が1人で姉弟3人を育てた。家族中は良好。
 母はバリバリに働いており、経済的には子ども全員養える。しかし、働きづめのため、家事などは子どもに任せっきりとなっている。
 姉は2人おり、上は大学生、下は高校3年生。
 上派の姉はコミュニケーション下手で人づきあいが苦手。男女ともに。色々あったことあ理由だが割愛。姉弟の中で家事を担当しており、長女がしっかりしていたから家族を保てたとも言える。
 趣味は漫画を描くことである。
 朝陽とは優希のことでよく会話しており、苦手意識はない。それどころか好意すら抱いている節すらある。
 下の姉は高校3年生。明るく姉とは反対に交友関係が広い。学年どころか学校中に知り合いがいると言われるほど。普段から外出することが多く、女子になった優希のファッションやメイクは彼女のもの。

 父方の嶋柳家からは経済面などの支援を申し出られていたが、母はそれを拒否。その代わりに家とたまに自分が見れない時間の子どもの世話をお願いした。嶋柳家とは関係も良好で、祖父母は孫たちを溺愛していて、年数回行われる集まりに参加させるほど。

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