銀双環の舞巫女

 少女双界は『銀双環の舞巫女』を正式タイトルとして決定しました。

概要

掲載形式

アニメとか。ボイス動画とかワンシーンカット風とか。
誰かにショートショート描いてもらいたいなぁ。

ジャンル

魔法少女・現代ファンタジー

世界観

あっちの世界

 世界の外にあるもう一つの世界。誰かが人柱になることで維持されている世界。
 人柱になり続けていた一族の代わりにプリンセスが人柱になったことがすべての発端。
 一度人柱になれば何世代何十世代も経ていくほどの年月世界を支えなければならない。それが出来るのが人柱の一族であった。
 通常の人間には成しえないことで、プリンセスもまた同じこと。
 年月が経つほどにプリンセスは心の空腹により飢餓のような状態になった。あっちの世界は荒れ、様々な災害や争いが起こるようになった。
 当のプリンセスはその空腹により理性を失い、こっちの世界に侵攻し始めた。
 世界に浸食が始まればこっちの世界もただでは済まない。
 それを解消するには、まずプリンセスの心の空腹を満たし理性を取り戻さねばならない。
 あっちの世界の人々はこっちの世界に助けを求めた。

少女双界

 あっちの世界とひとつになったプリンセスがこっちの世界に触れることで産まれる世界の歪み。
 その影響でプリンセスの飢えた感情が生物として発生する。
 その生物を放置すると世界を食べ始めて、世界を崩壊させてしまう。
 戦うことでは倒すことはできない。楽しませることで消滅する。

パフォーマンス特区

 日本のどこかに設立された魔法少女がパフォーマンスと称してプリンセスの感情(の具現化)と戦うための地区。ここでは魔法少女が戦うことを軸としてルールが敷かれている。
 パフォーマンスの関係で出た被害は保障が出るとか。

魔法少女

 あっちの世界から漏れ出たプリンセスの感情を暴れさせずに解消させるのが役割。
 戦うことがメインにはならず、主な方法は楽しませること。つまりはパフォーマンスが大事。
 観客を楽しませ、プリンセスを「喜び」「楽しみ」の感情で満たすことこそが本懐。
 彼女らの年齢は1桁歳から社会人までいて、服飾デザインもバラバラで個性豊か。
 活動はパフォーマンスを基本とし、人の悪感情を減らすこと(町の景観を保つためのゴミ拾いボランティアやイベントの開催など)も行っている。

エンゲージリング

 魔法少女全員に【2つ】ずつ渡される指輪。
 これは変身アイテムであり、誰かと少女たちを結ぶ絆の指輪。
 2つあるうちの片方はいつか想い人に渡さなければならない。

事の発端

 あっちの世界の物語。

 そこには王女らしく振舞うことを嫌うプリンセスがいました。どちらかと言えば王子様のよう。カッコよく凛々しく、思いやり弱気に手を差し伸べる。そんなお姫様でした。
 家臣たちも貴族たちも彼女の破天荒さには呆れるばかりです。
 ある日、彼女は城を抜け出して誰も立ち寄らない森へと踏み入れました。だけど、彼女は森を歩き慣れておらず迷ってしまいます。森の奥で出会ったのは世界とひとつになるための装置とその人柱になる一族の末裔。
 一族の末裔は不思議な雰囲気を持つ少女でした。彼女は迷い込んでしまったプリンセスを追い返し城への帰るよう伝えました。
 しかし、それで終われるプリンセスならお城を抜け出して森へなど来ません。
 それからも隙を見て少女に会いに行きました。何度も何度も何度も。
 その様子に少女も徐々に絆されていき、仲良くなっていきます。そんなある日、少女は自身の一族とその役目について話しました。それを聞いたプリンセスは少女の代わりになることを決意。
 
 事件は少女が人柱になる日に起こりました。プリンセスが少女の代わりに人柱になってしまったのです。それから少女は悲しきに明け暮れ、国はプリンセスがいなくなったうえ事の真相を知り大混乱。
 それとは逆に世界に平和が訪れていきました。それはプリンセスがそう願っているかのように人々の心が落ち着き安らぎ、幸せな世界へと歩み始めました。

 だけど、それは長く続くほどに崩れていきました。気づいた時には遅く、プリンセスの精神状態は心の空腹に蝕まれ始めていて人柱の交代は叶わなくなっていました。
 災害や争いが増えていくほど人々の心も荒れていきます。
 家臣たち(の末裔)は世界を救う方法をさがしますが、前例は存在せずどうすることも出来ません。そんなとき、世界とひとつになったプリンセスは隣り合った世界を食らおうと接触を始めたことを知りました。
 彼らには他に方法がないともうひとつの世界へと助けを求めるため、世界間を移動しました。
 プリンセスの心を満たせる誰かを求めて。

 余談。
 家臣たちの身体はもうひとつの世界では人の姿ではいられず、もうひとつの世界で言うところの「ぬいぐるみ」や「マスコット」のような姿を取ることになりました。

余談

 「あっちの世界」は銀狼の薬蜜と同一の世界であり、世界の一部を描いたのが銀狼の薬蜜である。
 異世界からやってきた少女が【銀雪の少女】という名で特別な存在として崇められている世界。
 その世界では「銀狼教」と「世界教」なるものがあり、
 「銀狼教」は銀狼様が神の使い・もしくは神の現身であるとされている宗教
 「世界教」は世界そのものが神としている宗教。世界教は上記の人柱の一族の伝承から成り立っている宗教である。歴史が長く、世界の真実の一端を握る組織。

 銀雪の少女と呼ばれる娘たちが世界を渡ってくるのは、実はプリンセスの世界接触が原因。少女双界の時間軸を基準に数十年前から起きている。では男の場合は?というのはまた別のお話。

魔法少女ランキング

 少女双界の世界に存在する魔法少女ランキング。
 人気の可視化であり、ファンの多くパフォーマンスの盛り上げ上手30位以上が名を連ねる。
 30位以上にランクインすると正式な魔法少女名がつけられる。
 その名前はファンの公募や自然と着いた名前、本人で名乗る等つけ方は様々

あらすじ

 この町はパフォーマンス特区と呼ばれ、日夜魔法少女たちが世界を守る戦いと称してパフォーマンスを繰り広げている。主人公嶋香結月もまた魔法少女であり、彼女もパフォーマンスを……していなかった。彼女は自らの衣装を恥ずかしがり、表舞台で活躍することを避けていた。しかし、彼女という魔法処女を知る者もいる。クラスメイトの流屋敷星姫(男)。彼には正体を明かしておらず、結月はいつバレるかとひやひやしながら過ごしている。この物語は2人の恋愛事情と魔法少女の日常、そして世界を守るための物語である。

キャラ

嶋香結月(変身前)
嶋香結月(変身後)
魔法少女名:未定
流屋敷星姫(女装男子)
明坂つかさ(王子様系女子)
尾嶋彩(男の娘)
倉持夏凛(ボーイッシュ系)
???(マスコット)

登場人物紹介

嶋香結月 しまかゆづき

 主人公。高校1年生。
 魔法少女オタクで魔法少女を楽しむためにこの地区の高校に進学したが、なぜか自分が魔法少女になることになった。

 交友関係は狭く、社交的とはいいがたい。また、自身も目立ちたがりではないため、アイドルやパフォーマーのような魔法少女に向いていない。……と本人は思っている。
 しかし、彼女自身はアイドルなど感情豊かに明るく振舞う女性への憧れは持っており、それは魔法少女の姿として表れている。
 
 親戚が神社をやっており、時折巫女のバイトで手伝いに行く。また、幼い頃に神楽を習ったこともあり多少舞える。
 
 運動能力は高く、小学~中学あたりはダンスを親友と共に楽しんでいたが、おっぱいが大きくなってからは激しく動くと痛いので控えめにしている。あと周りの視線も気になる。
 ダンスや舞いの経験は魔法少女での立ち回りにも生かされており、彼女の戦いは踊りのようである。
 魔法少女の姿に変身するとその辺の痛みも損傷もなく動けるので、それはなって良かったことのひとつとして数えている。

 魔法少女以外にもどの動物とも言い難い「謎生物シリーズ」と呼ばれるぬいぐるみを集めるのも趣味。彼女の部屋には大量のぬいぐるみが置かれている。

 可愛いからなのか胸の大きさなのか、それとも性格がよさそうだからなのか。結月を狙っている男子は多いとか。星姫がいつも一緒にいるのが一種のボディガードになってるとかいないとか。

 星姫とは入学式前日のパフォーマンス時に物が飛んでぶつかりそうになったところを助けた。(実はこの時が魔法少女としての初出番)
 次の日再会し、魔法少女オタクであることがバレて交友が始まる。
 最初はビビりながら接していたがなんやかんやで「姫ちゃん」と呼んだり悪態つくぐらいには仲良くなる。

流屋敷星姫 ながれやしきおりひめ

結月の友人。高校1年生。
 女装をしている男子高校生。
 親元から離れたくて、従姉と祖父の勧めによりこの地区に単身で引っ越してきた。
 星姫という名前は好きではなく、友人たちからは【流】屋敷【星】姫からとって「流星(りゅうせい)」と呼ばれている。そんなことはお構いなしに「姫ちゃん」と呼んでる女がいるらしい。※結月

 大企業の社長の息子だったが、娘が欲しかった母親のエゴにより「星姫(おりひめ)」と名付けられ、女装を強要されて育った。長女が産まれると母は娘にかかりきりになり、母の愛は失った。
 父からは後継ぎとして育てたかったが、いくら言っても止めない女装にあきれ果て、後に産まれた次男を後継ぎとして教育し始めた。
 最低でも恥を塗るなと言われたが、無視して一人暮らしを始めた。

 そんな星姫だが妹弟からは好かれている。一人暮らしを始めると伝えた時は泣きつかれたほど。
 
 彼は飾り気がなく、物事を素直に楽しめる性格をしている。
 感情をそのままぶつけることも少なくないが、抑えるべき時にはしっかり抑えられる。
 
 女装していることで奇異な目で見られることもあったし、暴言吐かれた経験もある。しかし、彼自身好きなことをやってることに負い目は一切ないので、堂々としている。
 女装をしているからと言って女性になりたいわけでもないので、「女性らしいしぐさ」等というものは全く考えていない。服装に合わせるために化粧はすることはあるらしい。

 親とはこじれているものの教育はいいらしく、ところどころに育ちの良さを感じられる。

 裏表の少ない(というより裏は一切見えない)ので男女問わず交友関係は広く、信頼されている。
 また、顔はすっごいイケメン(重要)なので、女子人気はかなり高い。一部女子からは「女装をしていなければ…」と思われている。

 引っ越して早々、魔法少女のパフォーマンスが近くで行われており観戦。
 その際トラブルが発生して危険に見舞われてしまうが、すんでのところで結月(魔法少女時)に助けられる。その際の動きが綺麗で魅了されたことから一目ぼれ。ファンとなった。
 その魔法少女の正体が結月とは知らないため、結月とは魔法少女ファン友達として接している。
 しかし、その魔法少女と結月の体型が似ていることから結月にコスプレしてもらえないだろうかと画策している。(気づいていない)

 後日、遠縁の従妹(同い年)が星姫のところに押し入って同棲し始め、身の回りのお世話をしてくるようになる。
 その子はあわよくば星姫の嫁になろうとしているうえ、星姫と仲のいい結月を快く思っていないので、意地悪を仕掛けるがその度に星姫に怒られることに。

???(マスコット)

 「あっちの世界」の家臣のひとり。
 2つの世界を救うべく、「こっちの世界」にやってきた。
 結月と出会い、魔法少女にした。マスコット…というかぬいぐるみの姿をしているのは世界間移動が原因。

明坂つかさ あけさかつかさ

 いわゆる王子様系女子。
 結月とは親友でいつも一緒に行動している。男子よりも女子人気の方が高い。
 人に優しく、自分に厳しくを素でやっているような性格。厳しさは自分を下げるものではなく、自分を高めるためのもの。善行は率先として行い、人への思いやりは忘れない。
 
 結月とは昔からの付き合いで以前は結月と共にダンスを踊っていた。
 今は演劇部に入っている。お姫様役よりも王子様役の方が任せることが多い。
 お姫様のようなか弱さある役もやりたいと思っているのは誰にも話せていない。

 上記の性格からパフォーマンス優先で観客への配慮をないがしろにしている魔法少女を好ましく思っていない。
 パフォーマンスに積極的に参加していないものの、ボランティア活動やパフォーマンスの際には観客を思いやっている主人公(正体は知らない)には好印象を持っている。

尾島彩 おじまいろどり

 男の娘。女の子のように振舞っている……のか?
 カワイイには人一倍こだわりを持っている男。
 普段から結月に対し、セクハラをしている。その度に星姫にしばかれている。彼なりのコミュニケーションなのかもしれない。

 女の子のようであるものの男の部分も隠すつもりはないらしく、クラスメイトの女子と何人かと関係持ったとか持ってないとか(オブラート)
 と言っても普段から女の子のように振舞っており、女子から嫌われていないどころか仲良くすらあるあたり女子への対応はとても気を使っているのだろうとうかがえる。可愛く美容にも気を使っていそうな見た目や語り口が警戒を多少なり解いているのだろうか。
 男子への対応は雑でかわい子ぶって巧みに言うこと利かせている。

 シモの方で問題ありそうな彼だが、本気で嫌がることは絶対にしないと断言できる人物である。
 結月へのセクハラも本当は星姫とのプロレス(仕返し)までがワンセットなのかもしれない……。
 状況見てやってはいけない状況や空気の時はやらないし、やったら謝る。

 好き嫌いがはっきりしているタイプで嫌いなタイプは嫌うというより無関心のような態度をとる。
 嫌いなものをサラッと関わらないようにし、無用のトラブルを回避するのも彼なりの処世術。

 実は星姫と一緒になって結月のボディーガードしていることは結月と本人以外知らない。(結月もナンパから助けられたときに気づいた)

倉持夏凛 くらもちかりん

 ボーイッシュ系女子。
 スポーツ万能であらゆるスポーツを経験してるとかしていないとか。
 体育祭では引っ張りだこ。
 結月や星姫、つかさとも交友があり、たびたび会話に交じっている。

 星姫とは中学からの付き合いで憎まれ口をたたきあう仲。
 昔からの付き合いで男子との交友関係の方が広く、中には告白してきたやつもいたとか。 


前日譚

2024年短編小説化予定!タイトル『姫の神様』

イラスト

描いてもらったもの

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